Windows 11 が発表され、そして嬉しいことにWindows 10からのアップグレードは無料とのこと!
しかし、その条件が厳しいとの噂。
とくにTPM 2.0が必須という点がトピックとして挙がっていたので、我が家のレノボThinkPad X260がTPM 2.0に対応しているか検証してみました。
現状を知る
まずは、マシンがWindows 11に対応しているか確認できる、Microsoft提供の「PC 正常性チェック」ツールで確認してみました。
結果は以下の通りで、NGです。
古いマシンなので、きっとNGなんだろうな~という予想通りの結果です。
Microsoftが示す以下のハードウエア要件/仕様の最小要件のうち、TPM以外は問題ありません。
- プロセッサ
- RAM
- ストレージ
- システム ファームウェア
- TPM
- グラフィックス カード
- ディスプレイ
- インターネット接続と Microsoft アカウント
そこで、TPMのバージョンを調べました。
tpm.mscでバージョンを調べる
直接「tpm.msc」を起動します。
表示されたバージョンは「1.2」でした。
BIOSの設定変更でTPM 2.0に設定する
簡単に調べたところ、X260はTPM 2.0自体には対応しているとのこと。
BIOSで設定変更を試みます。
起動中に「Enter」を押下します。
セットアップメニューが表示されたら「F1」を押下します。
Securityタブの、Security Chipを選択します。
Security Chip Selectionを選択し、Intel PTTを選択します。
「F10」を押下して、設定を保存してWindowsを起動します。
僕の場合はとくに問題なくWindowsが起動しましたが、場合によっては正常に起動しないこともあるので、バックアップなど十分に注意・準備を行ってから作業を実施してください。
TPM 2.0になっているか確認する
「tpm.msc」で確認したところ、「2.0」になっていました。
念のために、コントロールパネルのWindows セキュリティからも確認したところ、「2.0」になっていました。
期待を込めて改めて「PC 正常性チェック」ツールでWindows 11に対応しているか確認してみたところ、残念ながらNGのままでした。
調べたところ、CPUの世代が古いこと、が原因のようです。
Intel Coreシリーズの場合は、第8世代からが対応とのこと。
ThinkPad Xシリーズで言えば、X280が最低ライン。
リリースまでもう少し時間があるので、厳しい対応環境がもう少し緩くなることを期待して待ちつつ、Windows 11に対応する新たなマシンの調達も検討します。
前情報によると、Windows 11はかなり魅力的なOSになっているので、ぜひ使ってみたいですね。
Windows 11にしてみました
クリーンインストールでWindows 11を入れて3か月ほど様子を見てみましたが、特に不具合なく動いています。(2022年5月現在)
セキュリティアップデートができないのではないか、と懸念していましたが、こちらも今のところ問題なくアップデートできています。
Windows 10と比較して体感で早いとは感じず、逆に重さも感じないので、使い勝手含めてあまり変化を感じません。
全体的にUIがキレイなので、使っていて気持ちがよいのはWindows 11の方ですね。
ちなみに、なにも意識せずともWindows 11 Proが入りました。
今後、セキュリティアップデートが適用できなくなるなど「使えない」ようになってしまったら、Linuxを入れて延命を試みようと思います。
気になっている方は、USBメモリを準備して、自己責任と度胸をセットでお試しください。
コメント
X260です。TPMは同様に対応して、やはりCPUが Intel(R) Core(TM) i5-6200U CPU @ 2.30GHz 2.40 GHz と第6世代でNGだったんですが、そのままインストールしてみたら、普通にインストール出来て動いてます。レジストリーをいじくる覚悟だったんですが、不要でした。
コメントと、お試しされた結果のご共有をありがとうございます!
やはりインストール自体は可能なんですね。
現時点では、Windowsアップデート経路以外でのアップグレードでは更新プログラムが提供されない可能性があると、マイクロソフトがコメントしているので、個人的には躊躇しています。
更新プログラムを手動でもインストールできるならば、それでもいいんですけどね。
とりあえず、いつでも対応できるよう、インストールメディアを作成するためのUSBメモリを準備しておきます!