和室にベッド!畳のへこみ防止をDIYで対策

引っ越しを機に、ふとんからベッドに移行しました。
ただ、引っ越しした物件の間取りと現在の家族構成を考えると、和室を寝室にせざるを得ません。

和室にベッド、つまり畳にベッドを置くことになります。
賃貸物件のアパートなので、退去時には原状復帰をする必要があります。
しかし、畳にベッドを置くと、おそらく畳が凹むことは免れそうになく、ひいては原状復帰も難しそうです。

そこで、ググって何とか解決策を模索したところ、ベッドの足に敷いて(ベッドの足と畳の間にはさむ)畳のへこみ防止をするアイテムが見つかりました。
おお、これだ!と思い注文をしようと思いましたが、決して安くはなく、むしろ高い!
シングルに6本とセミダブルに7本の足があるので、合計13本の足分が必要なのですが、中途半端な数字でもあるため、必要枚数を揃えると何枚か余ってしまいます。
さらに、よく見ると薄そうで、本当にへこみ防止をしてくれるか疑問でした。

ないものは作ればいい

既製品の購入に二の足を踏んでいるので、それならば自分で作ってしまえばいい、という判断になりました。
抑えたいポイントは以下の3点。

  • 既製品と同等以上の性能
  • 1枚あたりのコストパフォーマンス
  • 自由な枚数を準備できる

既製品と同等以上の性能

畳に直接触れる面は、傷つきにくく、カビが発生しにくいコルクの使用が良いとのことです。
既製品では、畳の上に置くのでそもそも畳の素材のものであったり、コルクのものなどがありました。

自作品ではコルクのものとすることにします。
ただ、強度というか、厚みを持たせることが課題になりそうです。

1枚あたりのコストパフォーマンス

既製品だと1枚当たり450~500円程度なので、最大でも同等のコストに抑えたいところ。
また、既製品だと4枚セットが基本なので、我が家の場合は13枚必要 = 4セット = 16枚購入。
3枚がむだになるので、コストパフォーマンスは悪くなります。

自作ならではとして、コストパフォーマンスは追及したいです。

自由な枚数を準備できる

我が家の場合は、13枚という中途半端な枚数が必要になります。
自作するので、好きなだけ必要な枚数を作成できるので、ここは確実に抑えることができそうです。

必要に応じてスペアだったり、ベッド以外の家具向けに作るのも良さそうです。

重さを分散する

畳が凹む理屈としては、ベッド自体の重さ+体重がベッドの細い足に集中して、点となって畳を押し付ける形になっているからです。

それでは、クッション性を持たせて重さを分散すれば良いわけで。
さらに可能なら、点を面にして圧力を分散すれば良いわけで。

自作品には厚みを持たせた上で、ベッドの足の直径よりもやや大きく面にして、重さを分散する作りとしました。

三重構造とした

結果的に自作したものはこんな形としました。

【コルクマット(コルク面が上)】
【板】
【コルクマット(コルク面が下)】

クッション性には、コルクマット = ジョイントマットに担ってもらいます。
しかし、ただコルクマットを重ねただけでは、点を面にすることができないので、間に板を挟んで圧力の分散を狙ったことがポイントです。

このような作りは既製品では見たことがありません。

材料

揃えた材料はこちら。

品目・数金額
横600mm×縦90mm×厚み9mmの桐の板(1枚500円×3枚、カット加工150円)1,650円
強力そうな両面テープ×1約500円(セール品)
ニトリの弾力に優れているコルクマット9枚入×1714円

コストは合計で約2,900円。
13枚で割ったとして約223円なので、既製品の半額という圧倒的なコストパフォーマンスです。

コルクマットと両面テープは余るので、板を追加すればスペアや他の家具向けにも作ることができます。

作り方

作り方はコルクマットを切って、両面テープで板にコルクマットを張り付けるだけです。
見た目から想像できる、シンプルなものです。
取り急ぎ必要な13枚を量産しても、30分くらいでできました。

作る行程で、ポロポロとコルクのカスが出るので、掃除機が手元にあると良いと思います。

1ヵ月様子を見たが効果あり

設置して1ヵ月様子を見てみましたが、効果は抜群です。
我が家の畳が最近増えている紙製なので、そもそも傷や凹みに強いということもありますが、まったく凹んでいません。

年単位で見れば分かりませんし、写真のようなベッドの端ではなく中心がどうなのかは確認できていませんが、少なくとも何もしないよりは確実に良いはずです。

予算があれば既製品を使うのも良いとは思います。
というか、需要があればそういった人向けに、僕が作ってフリマアプリで販売するのもいいかもですね。

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